勉三ガイドサービス 〜持ってる男の秘密〜
「ワタスが本当のパラダイスをガイドしてあげるダス」
勉三さんの甘い言葉に誘われて
wa-ka- 酋長とふたり
勉三さんのホームグランドに向け
jetで飛び立った
行き先はもちろん
焼き肉屋ではない
そこは熱帯のジャングル
待ち合わせ場所に現れた男は…
いきなり「精泉ビンビン液」を片手にかざすと
「ええ~い、控えィ控えおろう! このビンビン汁が目に入らぬか!我こそは神に微笑まれし者,釣人神勉三なるぞ!
初対面のこの男,
メーター鰤を釣ったとか 終止上から目線である
しかも,ダスダス言わない
ほんとうにあの
勉三さんなんだろうか…
疑心暗鬼にかられながら
ジャングルの中を突き進むこと数時間
やっと到着したそこは…
睡蓮の花が咲き誇る まさに楽園
リリーパッドのシェードには巨大なピーコックバスが…
勉三「さあ始めるで」
勉三「え? あんたらそんな硬いもんなげるんか」
勉三「ここはゴムさえ投げとったら,なんぼでも釣れるんやで」
勉三「まあ,勝手にしいや」
スピニングタックルでせこせこと釣り始める勉三さん
勉三「おうっ きたっ 3投目できたで」
勉三「ま40くらいかな」
勉三「うううううっ50くらいか」
勉三「あ〜あ〜あ〜っ! もうあかん モンスターや!!」
フローターを引きずり回されながら釣り上げた魚は
64センチ 見事なロドリゲスであった
勉三「やっぱり持ってる男は違うな」
輪をかけてタカピーになった
今度は俺たちの番だ!!
いきり立つ我々に
勉三「ここは入り口,奥に行ったら こんなんが’なんぼでもおるで」
勉三「はよいかんかいな はよいきなはれ」
追い立てるように誘導され
勉三「あんたら漢やなぁ そのデッカいプラグやったら 時合いになったらもっと大きいのが釣れるで!」
おだてられ WA-KA- とふたり トップウォタープラグを投げ続けたものの
奥へ行けば行くほど魚の気配は無くなり
結局…
こんなんや
こんなんばっかりで
wa-ka- 酋長は
「もうやってられんわ」
すっかり不貞腐れてしまいました
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