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2012年06月17日

鰭譚先生からのお便り




鰭譚先生からのお便り



鱸月さん

魚が掛かって釣り上げたら、食べてしまえば栄養になる。
そして、その魂を揺さぶられた体験は心の滋養になる。
うまくいけば、釣れない夜の哲学者の意識に甦り、記憶の中を
活き活きと泳ぐであろう。

ため息がもれるような感動は、生きていることの実感ではあるまいか。

「ものおもえば沢の蛍もわが身より あくがれいづる魂(タマ)かとぞみる」
和泉式部(後拾遺和歌集)
言霊(コトダマ)の国に住んでいる者ならばこそ、一匹のホタルを見つけて
“あくがれいづる魂”だとか、亡くなったあのヒトの転生かと思うのである。

生餌なら食欲そのものだが、ルアーに食いつくのは遊び心・ちょっとした
出来心はたまた惧れを知らぬサディストか? 領海侵犯を咎める衛兵か?

とにかく命がけで食いついてきたビッグな魚は、心に残る可愛い奴であろう。
極東鰭譚



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この記事へのコメント
鰭譚先生

魚を釣る夢を見る事があります。
夢の魚は決まって大きく、なかなか手ごわい相手で、
最後は釣れたのか釣れなかったのかそこの記憶は曖昧です^^:
釣りれない冬場であったり、長期間釣りをやめていて、
再開した時分によく見ていました。

確かに魚は素晴らしい相手だと思います。
何匹もいないですが、心に残っている魚、とのやり取りやその魚体は、
鮮明に記憶の中に生きていて、思い出すたび写真を見るたび興奮しますし、手応えさえも覚えているほどです。

こんなに素晴らしい夢を相手にした「釣り」の世界に、
鰭譚先生も踏み込んでは如何ですか?
道具はおそらく鱸月亭のご主人様が、
貸して頂けるぐらいは持っておられるはずです^^
Posted by BD at 2012年06月17日 18:56
鰭譚先生

私の心に残る可愛い奴は、得てしてビッグ1でなかったりします。

自分の思い描いた場所で、狙ったコース、アクションで釣れたより釣ったと感じる魚、自己満足、征服欲を満たしてくれる魚だったりします。

う~ん、器が小さいなぁ・・・俺 ^^;
Posted by Go at 2012年06月17日 23:31
BDさん
老い衰えゆく自分の身体を世話していると、夢を持てなくなってしまいそうです。

鬱々と過ごすより、ロマンを体験しに踏み込みたい!
ご指導をお願いします。

Goさん
男は大きい方が誇らしいのですが、
昔は、女性は(足も顔も 何でも)小さいのが自慢でした。

駆け引き無しでは、感動は少ない。
  しかし、据え膳は食ってしまうのが男の子の性(サガ)かも??
Posted by 鰭譚 at 2012年06月18日 08:10
開高先生の言葉にも同じ様な言葉があります。
詳細は忘れてしまいましたが
「お金を貯めてアラスカに行ってサーモンを釣りなさい」
というようなクダリでした。

記憶の中で、今なおイキイキと泳いでいるのは
私も何故かビッグワンではないですね。
Posted by hassy at 2012年06月18日 15:48
hassyさん
「フィッシュ・オン」でしょう。
写真も素晴らしく、何度読んでも新たな感動があります。

その中で開高先生がタイの殿下に教えられた諺(コトワザ)
    「25歳までの女は自分だけを殺す。
    35歳までの女は自分と相手を殺す。
    35歳以後の女は相手だけを殺す」
  これを読んでから、自殺・心中・女性殺人犯の記事を
目にする度に、年齢を見ずにいられない。
・・・・・気をつけましょう!

リリースについて
A.ヘミングウェイは短編小説が優れています。
1920年代の短編集の中に「二つの心臓の大きな川」という
2部構成ものがあり、愛護的な方法が書き込まれています。
開高先生も教科書にしていたのではないでしょうか?
Posted by 鰭譚 at 2012年06月18日 18:21
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