鱸月亭日乗

　T.D.ZLLION 100SH with Carbon Crank Handle 90mm, Hyper Long Cast Spool.　現在の一軍リールです．
　何故にベイトかは，Myタックルで述べましたが，昔，熱中していたバス釣りではベイトオンリーだったので，抵抗無く使用しているわけです．100SHを選択した理由は，ハイスピードギアであること，投げては巻きの繰り返しの回遊待ちや，バイブレーションの早巻きには絶対有利です．右投げ右巻きですが，私の身体にはそれが自然体です．シャローで広範囲を探索するスタイルが中心なので，ロッドを持ち替える手間はほとんど気になりません．糸ふけが出ないので，ルアーの着水時にロッドは右手のままスプールを押さえてシャクってやれば，着水即バイトにも対応できます．
　ベイトの最大の弱点は飛距離と言われますが，私のタックルだと１５ｇ程度の空気抵抗の少ないルアー（バイブレーションやシンキングペンシル）ならばスピニングと遜色ない飛距離が得られます．I'ZE FACTORYの遠投対応スプール(hyper Long Cast Spool)に換装していますが，ノーマルと比べて飛距離は１割程度伸びたような印象です．ローリングベイトを投げるのにマグネティックブレーキの設定は目盛り３です．2.5にするとちょっとピーキーで糸が膨らんできます．バックラッシュを防止するコツは，右手の親指をスプールから僅かに浮かせて回転するスプールからラインが膨らんでくるのを感知しサミングすることです．慣れてくると闇の中でも着水するタイミングはだいたいわかってきます．
　ハンドルもI'ZE FACTORYのカーボンクランクハンドルに交換しましたが，このハンドルのセットにはノブのベアリング(CRBB)が付属しています．オリジナルのノブにはベアリングが入っていないので，ベアリングだけを追加購入するよりお買い得感大です．ベアリングとともに付属のワッシャーを１枚追加することで，気になっていたノブのがたつきが無くなり，アタリが取りやすくなりました．
　欠点として，酷使しているせいでしょうが，クラッチの不具合が出やすいようです．ハンドルを回転させてもクラッチが繋がらなくなることが時々起こります．クラッチレバーを引き上げてやると接続するので，これを何度か繰り返すうちに回復します．
　釣れなくなると，あれこれ悩んでスピニングタックルに浮気することもしばしばですが，結局，釣れない時は何をしても釣れないわけで，最後にはまたベイトに戻ってきます．