2009年07月04日
生物季節観測

今朝,今年初めてクマゼミの鳴き声を聞きました
ところで,生物の動向で季節の移り変わりを調べる気象観測を「生物季節観測」といいます.
各地の気象台で,日本全国に分布し一律に観測しうる「規定種目」と,地域特性などから各地の気象台が独自に選んだ「選択種目」に関して,それらの動植物を初めて見た日を「初見日」,初めて鳴き声を聞いた日を「初鳴日」として観測しています.規定種目の動物はヒバリ,ウグイス,ツバメ,モンシロチョウ,キアゲハ,トノサマガエル,シオカラトンボ,ホタル,アブラゼミ,ヒグラシ,モズです.蝉はアブラゼミとヒグラシが選ばれていますが,始まりと終わりを飾る代表選手です.
神戸海洋気象台では蝉はニイニイゼミ,アブラゼミ,ヒグラシの初鳴日を観測しています.アブラゼミの初鳴日の平年値は7月19日で昨年は7月5日だったようです.しかし当地ではクマゼミが圧倒的に多く,アブラゼミは希少種になっています.
大阪管区気象台ではクマゼミ,ニイニイゼミ,アブラゼミを選択していますが,初鳴日の平年値はそれぞれ,7月11日,12日,19日になっています.つまりクマゼミはアブラゼミより1週間以上先に現れるようですね.
いずれにせよまた騒々しい季節が始まるんですね
"He Do't Love You(and he'll break your heart)"
by Levon And The Hawks
Posted by 鱸月 at 18:25│Comments(0)
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